ボッチならお洒落より機能性よ
ネット広告で人気のワード「アウトドア・メンズ・お洒落コーデ」みたいなものを目にされると思います。ええ。かっこよくキャンプに赴きたい気持ちは僕も同じです。しかし今回は男の野営ボッチキャンプ。実践的な服装についてお話します。
森の中で野営をする際、重要なのは①身体を守ること②体温を逃がさないこと③火の粉に強い事④雨に強い事。これを基本として服装を考えていきます。
【上着は長袖・ズボンはくるぶしまでがお勧め】
とはいえ僕のInstagramでも夏場は半袖Tシャツ姿が目立ちます。暑いですからね夏は。それでも必ず長袖は持っていきます。理由として夏場は特に虫に襲われることが多いから。藪の中などは枝や葉が腕を傷つける場合も多いです。テント近くなら半袖でも大丈夫ですが、夏でもアウターは持っていきましょう。火に強いのはコットン製(木綿)です。化繊は軽くて雨にも強いですが簡単に火の粉で穴が開きます。通気性や吸汗速乾性の高いウェアを選べば、汗によるベタつきも軽減でき、快適に過ごすことができます。
同じ理由でズボンもくるぶしまで欲しいものです。ハーフパンツで野営も行きますが、やはり生傷が絶えません。ハーフパンツの場合はレギンスを下に履きましょう。生い茂った藪を踏み分ける際に草や枯れ枝などで足首付近を傷つけることが多いです。藪には「ヤマビル」や「マダニ」「アリ」なども潜んでいます。くるぶしまで保護されていることで咬まれるリスクは減少します。
夏場でも夜は気温がぐっと下がります。夜は長袖と長ズボンのほうが体温の低下を防止します。
【帽子は被ったほうがお勧め】
直射日光が当たらない森の中ですが、やはり虫対策で帽子は被りましょう。ハチは黒い色を攻撃する習性があります。頭部を刺される事例が多いです。ヘルメットまではいりませんが転落滑落などで切り傷を負うことを防いでくれます。
【手袋もお勧め】
焚火などを始めると専用の皮手袋を使用することでしょう。しかしそれ以外でも手袋は必要です。薪割の際に斧で怪我をよくしました。のこぎりでも怪我をよくしました。意外と多いリスクは森の中で倒木を動かしたり枝を持ち上げたり。この際にささくれた木片が指に刺さることがあります。あとは虫対策です。前述したように藪の中には「ヤマビル」や「マダニ」「アリ」なども潜んでいます。「ムカデ」などは不用意に手を突っ込んだ際に刺されます。
【靴は動きやすいものがお勧め】
ミリタリーブーツなどもカッコいいですしトレッキングシューズなども人気です。斜面が多く滑りやすい森の中では動きやすいシューズがお勧めです。山登り用のトレッキングシューズは足首をしっかりと固定するので斜面でバランスを崩す場合もあります。ミリタリーブーツも同じです。サンダルやクロックスはもってのほかです。必ず虫にやられます。
森の中は湿気が多く天候に関係なく濡れています。そのため滑りやすい事を覚えておいてください。
【冬場はダウン系がお勧め】
冬の野営では暖かいものをいっぱい着こみたいところですが、動きやすい服装でないと怪我をします。体温をいっぱい取り込むダウン系の服は非常に助かります。ダウンジャケットは火の粉に弱いのが難点です。僕の場合はハーフダウンを中に着込んで上からコットンのアウターを切ることが定着しています。いろんな種類がありますが、電熱仕込みのハーフダウンを使用してます。もう何度コイツに助けられたことか。
帽子も耳まで隠れるものがお勧めです。冬の北風に耳を持っていかれるんじゃないかと感じる極寒野営もいい思い出です。極厚ニット帽を愛用してます。
【雨対策も必要】
コットン製のものは火の粉に強いですが雨には弱いものです。ジーンズを多用しますが雨の日などもう最悪です。最初から雨なら化繊のものを着込んでいきますが、森の天候は突然変わるもの。ポンチョやレインコートを一着持っていくことをお勧めします。
おさらいすると野営をする際に重要なのは①身体を守ること②体温を逃がさないこと③火の粉に強い事④雨に強い事。森の中は危険がいっぱい。だから上記を最優先にしたうえで、お洒落を楽しんでみてください。
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