こんだけあれば!ガチ野営基本ギア

野営に必要な装備ってなんだろう。ここでは野営する基本のギアとオプションを紹介します。ひとによってこだわる部分が違うので十人十色の仕様になるもの。このギアは譲れない。これはあったほうが便利。人によって千差万別それでいいんです。

持ってく荷物が多ければ多いほど充実はするかもしれません。しかし設営に時間がかかったりと肝心のゆとりの時間が減ってしまうことも。持っていく方法もバックパックなのかアウトドアワゴンなのかはたまた車を横付けしないとだめなのか。重量は増やそうと思えばどんだけでも増えてしまいます。見ていると引っ越し?のレベルの方もいらっしゃるもの。

あくまでも主観に基づく基本ギアのセレクトをお話しします。ただ最低限これは持っていったほうがいいというモノをアップするので参考にしていただけたらと思います。まずは春夏秋3シーズンの場合です。


【テント】

目的は野営の際に雨風をしのぐためです。プライベートの確保も大切です。それさえ目的を果たせれば軍幕のような布でもタープのような一枚ものでも構いません。ボッチ野営なのであまり大きいものはお勧めしません。あとカッコいいものに憧れますが慣れていないと設営だけに長時間かかってぐったりします。夏場は蚊に襲われるので蚊帳付きのテントのが最初はお勧めですよ。

【ロープとペグ】

忘れると地獄を見ます。ロープとペグとタープさえあれば優秀なキャンパーはそれだけで野営するそうです。ペグは木の枝を削って代用もできますがロープは無理なので必ず持っていきましょう。一番役に立ちます。ワンポールテントならロープは不要です。

【タープ】

日よけと雨よけに持っていきますが、雨に野営しなければ不要です。

【寝袋とピロー】

寝袋は持っていきましょう。夏でも山では夜にめちゃくちゃ気温下がります。3シーズンは大体共通の寝袋で充分でしょう。枕はお好みですが枕を抱えて野営に出掛けるのもなんなんで、膨張のエア枕にしましょう。

【焚火台と焚火シート】

焚火がしたいなら焚火台と焚火シートは必須です。直火はNG。どうしても直火したいなら自分の山を買いましょう。コンパクトなものが最初はお勧めです。中には焚火ではなくガス缶を使ったシングルバーナーをチョイスするキャンパーもいます。軽量化になります。

【マットもしくはコット】

寝るときに下に敷くマットもしくはコットです。組み立てるコットは寝心地はいいですが結構荷物になります。僕も雨天野営の時以外はエアマットか断熱マットです。一番軽量化が図れるのはエアマット、一番設営楽なのは断熱マットです。どちらにせよ地面の冷気は半端ないので必ず持参です。雨の日はあきらめてコットにします。

【座布団もしくはチェア】

これも好みです。組み立て式のチェアは結構重量を取ります。快適と言ったら快適です。ゆったりとした時間が好みならそれが野営のマストな醍醐味なわけで、妥協せず持ってくべきでしょう。着座スタイルも流行りです。疲れが腰にくる方はNG。着座の場合も座布団やらマットやらが必要です。就寝用の断熱マットを代用してもいいでしょう。エアマットは焚火で穴が開くので止めておきましょう。夏でもdraculは麻袋を敷いてその上に毛革を使用するのが最近のお気に入りです。それでも雨の日はおしりが濡れるのでチェア一択です。

【ノコギリ・斧】

薪を切ったり薪を割ったりで使います。なくても何とかなります。斧の替わりに鉈(ナタ)を使う方もいらっしゃいます。draculはペグハンマーを持っていかないので斧の背でペグを打ちます。だから斧派。ナイフでバトニングするなら斧は不要です。結構重いですからね。

【ナイフ】

野営のマストアイテムです。とにかくナイフだけはありとあらゆる場面で使用します。形は多種多様ですが切れれば何とかなります。

【クッカーセットとマグカップ】

これも人それぞれです。焼き肉用の鉄板で調理するのか、クッカーで代用するのか、網を使うのか、お湯を使うのか。最初は安価なクッカーセットで試してみたほうがいいですね。draculもフライパン買って野外で料理しないことに最近気が付きました。マグカップはお気に入りのものを選んで持っていくとテンション上がります。

【ランタンとLED】

暗い屋外では明かりがないと泣きます。ランタンの種類はいくつかあります。(別ページに説明あり)。ガソリン・ガス・オイル・LED。ボッチ野営はLEDとオイルランタンがお勧めです。ガソリンもガスも面倒です。カッコいいけど。draculもグループキャンプの時以外はガソリンランタン使いません。雰囲気がいいのでオイルランタンとサブでLEDだけ使ってます。

【テーブル】

必要ないようで必要です。意外と森の中って水平な場所がないものなんです。高さは着座スタイルかチェアスタイルかで異なります。


他のものは野営しているうちに欲しくなります。簡素化したりこだわったり。基本のものも工夫して簡素化していくのも楽しいものです。しかし荷物が多くなることも。そうそれが冬シーズンです。

冬に荷物が多くなるのははっきり言って「寒さ対策」です。これが一番最大かつ重要なハードルです。命にかかわるぐらいにギア選びが重要になってきます。3シーズンで自信がついたら冬に野営してみましょう。


【寝袋は冬使用に交換】

3シーズン用の寝袋は全く役に立ちません。山のほうでは平地でも簡単にマイナス何度まで下がります。ダウンシュラフやマイナス対応の化繊シュラフに変えましょう。

【ブランケット】

冬には寝袋以外にブランケットを持っていきます。draculはカッコいいのでロスコのブランケットを愛用してますが寒いです。アルミ融着など機能性の高いブランケットも市販されています。緊急用にエマージェンシーアルミシュラフなんかも忍ばせておくのがいいかもしれません。

【場合によってはストーブ】

薪ストーブや石油ストーブなどを使用するソロキャンパーもいらっしゃいます。ただ幕内で使用するのは自己責任。一酸化中毒などで死に至る場合もあるので知識と注意が必要です。できれば服装と寝袋などで暖を取るだけにしたいものです。とはいいつつdraculも薪ストーブ使ったりしてます。

【暖かくなるアイテム】

いろいろ皆様工夫してます。電気毛布、ホッカイロ、ゆたんぽ、電気ストーブ、あらゆる方法で真冬の夜を越しています。ガチ野営キャンパーは焚火を一晩中燃やしながら夜を超すカウボーイのような方々もいらっしゃいます。


野営の目的が何なのかを考えると。何が自分にとって重要かがだんだんとわかってきます。焚火が命なら多少重くてもこだわりも焚火台ギアを持っていくことでしょう。設営に時間がかかってもテントにこだわる人もいるでしょう。キャンプ飯を中心にするならキッチン用品やクッカーが重要になってきます。くつろぎなら上質なチェアが必要でしょう。

何かを増やして何かを減らす。足し算と引き算。バランスを考えながら野外でも時間を自分に適した充実したものにしていく。それがギア選びの楽しさです。

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