大自然の中では夜を無事に超すために睡眠環境を整えることは死活問題。お酒をしこたま飲めば勝手に朝が来るというのは大間違いです。大人になりたての頃学生時代の友人たちと山で焚火をしながら酒盛りをし朝方目覚めると着ていた革ジャンに霜が降りてたことがあったなあ。死ぬかと思った。
秋冬春はもちろん夏でも山の中や高山地ではびっくりするほど気温が下がるもの。どんな寝袋をチョイスするかは大切です。今回は寝袋をはじめとする寝具。いくつかピックアップしてみたいと思います。
寝袋の形は大きく分けて2つ。封筒型とマミー型。寝返りが打ちやすいのは封筒型ですがマミー型のが首回りが絞れて寒さには強いです。
【3シーズン(春夏秋)は通気性が大切】
スノーピーク SSシングルシュラフ。BD-105GY。快適温度:13度。下限温度:5度。3シーズン用の封筒型。重量1.6Kg。収納するとクッションのような形状になる。
スナグパック トロピカル マミー ライトジップ 。デザートタン。 Snugpak最軽量の夏用モデル。中綿は化学繊維のため丸洗いが可能。重量900g。仕様/快適外気温度:7℃、下限外気温度:2℃。
【極寒のボッチ野営は装備チョイスが大切】
ホールアース アクロバットスリーピングバッグ。快適温度マイナス5度。横幅最大90cmまで伸びるストレスフリーなシュラフ。ダウンフェザーを採用することで嵩高性が高く柔らかな風合い。吸湿発熱素材仕様で軽量コンパクト設計。重量1.5Kg。
NANGA オリジナルシュラフ レギュラー610。ダウン量:610g、総重量:約1120g。快適使用温度/使用可能温度:-6℃~/-12℃。
ダウンシュラフは暖かさが格段によいですが「重い」「洗濯ができない」などのデメリットもあります(最近は洗えるものもある)。化繊ダウンのシュラフでも限界温度が低いものも多数出ています。ちなみに限界使用温度とは「寒さへの耐性が高い人が寝袋の中で丸まった状態で工夫すれば眠れる温度」と定義されています。まあこの温度下回るとお前死ぬよという感じです。寝袋チョイスする場合は必ず快適使用温度で選びましょう。
【寝袋以外で役立つもの】
DOD(ディーオーディー) ソトネノマクラ タン。 内部のウレタンによってバルブを開けると自動膨張式。重量420g。付属品として枕カバー、リペアシート、キャリーバッグ、バルブキャップ。
ソル(SOL) エマージェンシーブランケット XL。2人用サイズの大型の緊急アルミブランケット。ポリエチレン素材に高純度のアルミ蒸着加工を施しています。アルミ面は体が放射する体熱を90%反射するので、低体温症の予防にも大きな効果があります。外面は野外でも視認性が高い明るいオレンジ色。完全防水。
ロスコ ブランケット70% VIRGIN WOOL。米軍供給メーカーの歴史を持つROTHCOから。アウトドアシーンでテントやタープのラグとして敷いたり、防寒用に毛布のように被ったり、様々な使用用途に使えるブランケット。重量感があり見た目もタフなミリタリー仕様。ウール素材なので較的火の粉にも強く焚火にも向いています。
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