必要最低限のギアを持参。あとは現地で調達する。
キャンプ場で家族や友人たちと過ごす時間。アウトドアの王道ともいえるキャンプ。スポーツ用品店でもホームセンターでもネットでも。もうおびただしい数のキャンプグッズが並んでいます。とにかくよさそうなものを選んでいると、あれ?我が家のリビングより快適になるんじゃないか?と錯覚する事も。
幼い子供を連れての友人家族とのファミリーキャンプ。ひととおりの道具に包まれて無事過ごし、夜快適なテントの中で遊び疲れた子供の寝顔をランタンの明かりの下眺めていると、あれ?これ僕のしたかったキャンプだったっけ。そんな思いがよぎります。
もちろんそれはそれで楽しいキャンプ。でももっともっと自然を感じるキャンプをしてみてもいいじゃないですか。そう男のソロキャンプ。
男はいくつになっても冒険少年。
ブッシュクラフトなるものが人気を伸ばしています。これ、キャンプ上級者を中心に密かなムーブメントとなっています。ブッシュは”茂み”。クラフトは”工作”。という意味で、持ち込む道具は必要最低限におさえ、極力自然の中にある素材を利用してアウトドアを楽しむというキャンプスタイル。
木材をロープで括りつけてランタンポールや飯盒スタンドを作ったり、上級者ともなるとチェアやリビングまでをも同じようにして作り上げてしまうブッシュクラフトは、「自然の中で生きる知恵を身につける」ことが主な目的。極力持ちこむ道具を少なくして、自然にあるものでどう楽しむか、と試行錯誤するのが醍醐味だそうです。
ナイフと火おこしの道具、水筒。あとは暖を取る寝袋などの寝具。快適なテントも有りません。主流はほぼ布のテント生地や、虫除けネットなど全くついていないハーフーテント。ポールなどもなくて、その辺から拾った木の枝を転用します。
主食はともかく食材なども自然の中から採取する達人もいらっしゃるようで、その域ではもはやサバイバルの実験キャンプとでも。なんとも男心をくすぐるものです。
クラフトに使えるものは森の中にいっぱいあります。ブッシュクラフトでは舞台が森のほうがいいのかもしれません。自作のベース(寝床)を確保して、森の中でよる聞く鳥の声や風の音。木々の刷れる音などに囲まれながら、自分も自然の一部だと再確認させてくれるブッシュクラフト。試してみる価値はあるかも。
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